FX投資の基礎知識



中央銀行が保有している金(ゴールド)の量は?

中央銀行とは?

中央銀行というのは、政府から独立したその国の金融機構の中核となる機関であり、日々「通貨の番人」として金融政策をつかさどっています。

具体的には、自国の信用を背景として通貨(銀行券という紙幣)を発行したり、市中銀行との間で資金をやり取りしたり、世の中に出回るおカネの量を調整したりしています。

ちなみに、日本の中央銀行は日本銀行を指しますが、アメリカの中央銀行に該当する機関はFRB(連邦準備制度理事会)を指します。

また、ユーロ圏ではECB(欧州中央銀行)が、中国では中国人民銀行がそれぞれの中央銀行です。

外貨準備とは?

外貨準備というのは、中央銀行が外国に対する債務の返済や輸入代金の決済のために、あるいは自国通貨の為替レートが急激に動いた際に、外国為替市場に介入して安定化を図るために用意している、いざというときのための外貨資産のことをいいます。

2009年末時点で一番外貨準備が多い国は中国で、およそ2兆3991億ドルと2008年末よりおよそ23%も増えています。

ちなみに、その70%はアメリカ国債を中心としたドル資産で保有しているとされています。

また、二番目に外貨準備の多いのは、日本のおよそ1兆500万ドルとなっていますが、2008年11月時点と比較すると、243万ドル減少しています。

中央銀行が保有している金(ゴールド)の量は?

中央銀行のような公的部門が保有する金(ゴールド)は、総計約2万8700トンとされています。

「地上在庫」と呼ばれる過去に掘り出された金(ゴールド)の総量は世界で16万3000トンといわれていますが、この量は、その5分の1近くの量になります。


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