「ワシントン協定」の具体的な中身は?
「ワシントン協定」での金(ゴールド)の売却制限は、年間400トン以下、5年間で2000トン以下とされました。
当時、世界中の金(ゴールド)の4分の1を保有していた各国中央銀行など公的機関による売却については、次はどこの銀行が売却するのかと市場の疑心暗鬼を生み、大きな悪材料となっていました。
なので、「いつまでに、どれだけ」という制限が明確になったことにより、そうした不安は解消させ、市場の安定化にもつながりました。
「ワシントン協定」の延長とは?
前述した「ワシントン協定」は、2004年9月当初の5年の協定を終えたところで、さらに延長が決められました。
具体的には、第2次合意では「年間500トン以下、5年間で2500トン以下」と引き下げられ、また、2009年9月には売却枠を第1次協定時に戻し「年間400トン以下、5年間で2000トン以下」となり現在まで続いています。
なお、この間、協定に参加している中央銀行にも若干の入れ替えがあります。
金(ゴールド)の産出国ランキングは?
2008年の金(ゴールド)の産出国ランキングは、次のようになっています。
■1位 中国
■2位 オーストラリア
■3位 南アフリカ共和国
■4位 アメリカ
■5位 ロシア
■6位 ペルー
■7位 インドネシア
■8位 カナダ
■9位 ガーナ
■10位 ウズベキスタン |