南アフリカ共和国は金(ゴールド)の産出が今でも多いの?
南アフリカ共和国というと、多くの人が金(ゴールド)を産出する国としてイメージすると思いますが、実は、2008年の国別の金生産量を見ますと、1位が中国(292トン)、2位がアメリカ(235トン)、3位が南アフリカ(233トン)と、現在では産金国のトップは南アフリカではなく、中国となっています。
確かに1970年代の時点においては、南アフリカだけで、2008年の上位5か国の合計に匹敵する1000トンもの金(ゴールド)を生産していたのですが、長年にわたる採掘の結果、鉱脈が疲弊して産金コストが高まり、近年では生産低迷が続いている状況です。
その一方で、1位に躍り出た中国は、金産出の本格化から日が浅いこともあり、金(ゴールド)が地下に豊富に残されていますので、生産量が着実に伸びています。
なお、中国国内で生産量が多いのは、山東省、河南省、江西省で、これらの省で中国国内の産出量のおよそ2分の1近くを占めています。
<金(ゴールド)の産出国ランキング(2008年)>
■1位:中国
■2位:オーストラリア
■3位:南アフリカ共和国
■4位:アメリカ
■5位:ロシア
■6位:ペルー
■7位:インドネシア
■8位:カナダ
■9位:ガーナ
■10位:ウズベキスタン |