OCO取引とは?
OCOは、レンジを抜け出す気配はあるけれど、まだ安心できないというような局面で使うと有効です。
OCO取引というのは、ワン・キャンセル・ジ・アザー(One cancel the other)取引のこといい、2つの注文を出しておいて、どちらかが成立したら、もう片方はキャンセルするという注文方法のことをいいます。
つまり、例えば、ドル高(円安)とドル安(円高)のどちらに進んでもおかしくない状況の時に、ドル高になった場合と、ドル安になった場合の両方の注文ができるということです。
例えば、今後次のような2つの動きが考えられるとします。
■ドルが現在のレンジを上抜けて、115円台から116円台へ向かう。
■ドルが現在のレンジを下抜けて、113円を下回ってしまう。
このようなとき、例えば、レンジを上抜けするケースに備えて、1ドル=116円になったら売るという注文を出しておけば、利益確定ができます。
また、レンジを下抜けしてしまった場合でも、1ドル=113円で売るという注文を出しておけば、損失を限定させることができます。
そして、レンジを上抜けた場合には、1ドル=113円で売るという注文はキャンセルされ、反対にレンジを下抜けた場合には、1ドル=116円で売りという注文はキャンセルされます。 |