金価格の値動きが激しいときには、一度に購入しないで、何度にも分けて購入する「時間の分散投資」を行うことが有効です。

一般的に時間分散に向いている投資法というのは、多くの貴金属業者で取り扱っている「純金積立」になります。

純金積立とは、毎月一定額を積み立てる積立預金のように、毎月一定額ずつ金（ゴールド）を積み立て購入していく商品です。

ちなみに、この純金積立の最低積立金額は、3000円からという業者が多いようです。

純金積立の購入代金の引き落としは毎月1回なのですが、購入は購入代金を日割りにして毎日行います。

つまり、金価格が高いときには少ない量を、金価格が安いときには多くの量を買うことになり、結果として購入単価を低く抑えることが可能になります。

また、もし余裕資金ができたり、一時的に金価格が大きく値下がりしたようなときには、月々の積立金の購入とは別に、スポット購入による買い増しも可能です。

純金積立の場合、直接地金を購入するよりも、購入手数料が比較的高いのがデメリットといえます。具体的には、年会費に加えて、1000円につき25円という業者が多いようです。

なお、年会費の有無や手数料については、取扱業者によっても異なりますので、事前に調べておくようにしたいです。

金（ゴールド）を売却して利益が出た場合には税金がかかります。

一般的に純金積立で積み立てた分、あるいは不定期に買い増したスポット購入分ともに、売却益は「譲渡所得」の扱いになりますので、課税対象となります。

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