避難資産のメンテナンスとは?
重要なのは、避難資産というのは、短期間で別の通貨や金融商品にシフトするものではないということです。
なので、気持ち的には、金投資については、一時避難というよりは長期避難させるつもりでいたいところです。
とはいえ、長期避難は「ほったらかし」というわけではありませんので、定期的な見直しは必要です。
よって、もし、うまく金価格が値上がりをして含み益が膨らんでいたら、いったん売却して利益確定をしてしまうのも一つの方法です。そして、もしさらに値上がりしそうであれば、また買い直せばいいのです。
また、例えば、株式市場が回復してきて、そちらのほうが有利な運用ができそうだと判断できるような場合には、株式に資産を移すという選択肢もあります。
金(ゴールド)の保有比率を増やすとリスクも増える?
金市場というのは、他の金融市場と比較しても規模が小さいことから、ある程度まとまった売買があるだけで価格が乱高下します。
これは、金(ゴールド)の比率を増やせば価格変動の影響を大きく受けることを意味します。
よって、ポートフォリオにおける金(ゴールド)の保有比率を増やした場合には、そのリスクをしっかり見極めておくことが重要になります。
リスクを簡単に考えていると、価格が大きく下落したときに相当の損失を被ることになりますので、リスクについてはしっかり理解しておきたいところです。 |