頭と尻尾はくれてやれ
「頭と尻尾はくれてやれ」というのは、確実に利益を取ることの大切さを説いた相場の格言です。
具体的には、欲張って、魚の頭と尻尾まで食べるのではなく、おいしい真ん中だけを食べましょうということで、頭を最高値、尻尾を最安値になぞらえています。
つまり、最安値で買って、最高値で売るのはほぼ不可能ですし、エネルギーも必要になりますので、それよりも確実な値幅で利益を取ることに徹しなさいと言っているのです。
人の行く裏に道あり花の山
「人の行く裏に道あり花の山」というのは、人が多く行く場所の裏側に、意外な花見の場所があるように、他人と同じ考えで取引をしていては、利益を得にくいですよということを説いた相場の格言です。
例えば、バブル経済期に「株を買わないのはバカだ」という風潮に乗って株を買った人は、その後のバブル崩壊で大損しました。
その反対に、景気が低迷していて「こんなときに株を買う人なんていない」と言われた時期に株を買っていた人が、その後の日本株高で大きな利益を出したというようなことです。
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