負けたときよりも勝ったときに注意
FX投資というのは、1つひとつの相場の勝ち負けではなく、最終的なトータルでの収益がどうなっているのかということが問題となります。
といっても、もちろん連戦連敗では儲けることはできません。また、勝ったときにはやはり嬉しいものですし、反対に負けたときには悔しい気持ちになるものです。
FX投資では、冷静にしているつもりであっても、このような感情に支配されやすいものといえます。
すっぱりと気分を変えて、次の取引に集中できればよいのですが、後に尾を引くと投資戦略にも影響を与えてしまうことにもなりかねません。
そして、特に注意が必要なのは、負けたときよりも、むしろ勝ったときのほうです。
これは、相場の変動を的中させ、大きな値幅の利益を取れたときほど、その成功体験が後々の相場戦略を誤らせることにつながりやすいからです。
運が良かったくらいに考える
重要な経済指標や金融政策が発表されたときなど、相場が大きく変動するときに投資の読みが的中すれば、1回の取引で大きな利益をとれることがあります。
しかしながら、このようなときにも、運が良かったくらいの考えた方がよいと思われます。
というのは、雇用統計の数値や金利の上げ下げのタイミングを、次の機会にも的中させることができるとは限らないからです。
また、それを受けた相場の反応というのも、その時々の状況によって変化するからです。
よって、今回の成功が次の当てはまるというのは稀であり、過去の成功体験に頼りすぎると、次に大きな失敗をして自信をなくしてしまうことも少なくありませんので注意が必要です。 |