1回の取引で許容できるリスクはどのくらいに設定すべきですか?
例えば、100万円の投資資金を用意して、最大で10万円の損失となるポジションを建てるというのは、ややリスクの取り過ぎといえるでしょう。
100万円の全額を証拠金として、10倍以上のレバレッジをかけて、米ドル/円で10万通貨単位(1,000万円以上)のポジションを建てたとしますと、為替レートがわずか1円動くだけで、投資資金の10%、10万円以上の損失を出すことになってしまうからです。
その後でこの損失を取り戻そうとすれば、さらにリスクを高めなければなりません。
ちなみに、1回の取引で許容できるのは、せいぜい運用総額の2〜3%程度といわれています。
この程度の損失で済むように、証拠金と投資通貨単位をコントロールするとともに、臨機応変に攻めるか引くかを決断するのが得策です。
なお、同じ資金量であっても、非常に荒れている相場では、取引を見送るか、あるいはストップロスをきつめに設定するなど、安全策を強化して行う必要があります。
ロスカットとは?
ロスカットというのは、ある一定以上の損失が発生した場合に、保有しているポジションが自動的に強制決済される、損切りのための機能をいいます。 |