FX投資の基礎知識



独歩高・独歩安の後の是正現象について

どのように是正されるのですか?

主要3通貨(米ドル、ユーロ、日本円)のうち、いずれかの通貨だけが高くなりすぎたり、安くなりすぎたりすると、常にではありませんが、それを是正する方向か、あるいは他の通貨に同様の現象が見られる傾向があります。

つまり、「ドル独歩安」のあとは「ドル高」「円安」「ユーロ安」のいずれか、「円独歩安」のあとは「円高」「ドル安」「ユーロ安」のいずれかということです。

具体的には?

例えば、2008年第1四半期は「ドル独歩安」でしたから、これを是正する方向に動くと予測すると、その後は「ドル高」が起きるはずだと考えます。

実際に、2008年の4月〜6月のドル円、ユーロ円、ユーロドル相場の価格推移を見ますと、ドル円市場では、この時「円安」「ドル高」のどちらが起きているのかは判断できません。

次に同時期のユーロ円市場を見ましても、「ユーロ高」「円安」のどちらが起きているのかは判断できません。

しかしながら、ユーロドル市場を見ますと、もみ合いになっていますので、「ユーロ高」も「ドル高」も起きていないことがわかります。

つまり、この時のドル円相場とユーロ円相場で起きていたのは、「円安」であったと判断できるのです。

上記では、「ドル独歩高」が起きた後、その行き過ぎを是正するために「円独歩安」が起きたと考えることができます。


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