カナダドルは資源国通貨
カナダは、経済的にアメリカとの関連が深く、またアメリカ経済や金融の影響を受けやすいという側面があります。
また、カナダは、原油や各種金属、農産物など資源が豊富なことから、カナダドル(CAD)は、資源国通貨としての側面が強いといえます。
さらに、カナダは、米国とは自動車産業などで結びつきが強いことから、その不振が直接響くほか、近年では原油価格の動向にも敏感に反応します。
カナダドル/円の為替レートの推移は?
カナダドル/円は、2007年11月に125円台の高値をつけましたが、その後はサブプライム問題の深刻化を受けて主要通貨に先駆けて下落する展開となっています。
ちなみに、2009年1月には、一時68円台まで下落しました。
南ア・ランド(ZAR)の特徴は?
南アフリカ共和国は、近年経済発展が著しく高金利であることから、関心を向ける投資家が増加中の通貨であり、FX会社でも取り扱う業者が増えてきています。
また、南アフリカ共和国は、金やプラチナなどの鉱山資源が豊富であることが知られていますが、工業分野も拡大してきています。
なお、南ア・ランド(ZAR)の政策金利は、一時12%だったものが大幅に引き下げられましたが、それでも7.5%と他の通貨に比べればまだまだ高く、引き続き注目されています。
南ア・ランド/円の為替レートの推移は?
南ア・ランド/円は、2006年には19円台まで上昇していましたが、メジャー通貨に先駆けて下落傾向に入ると、リーマンショック後の2008年10月には10円の大台を割り込み、一時は7.7円まで下げました。 |