為替相場は思惑で動くとは?
為替相場は思惑で動くといっても過言ではありません。
イランとイスラエルの紛争を起因として、米ドルが売られるというような、国と国との緊張関係を背景に、特定の通貨が売られることなどはよくあることです。
さらにテロ懸念も、テロ発生国と関係する国の通貨にとっては弱気材料となります。
例えば、イラクでテロが起きた際には、今度は米国本土でテロが起きるかもしれないとの懸念から、米ドル売りが活発になることも少なくありません。
また、2005年7月に英国のロンドンで同時テロが起きた際には、米国でのテロが連想され、ドル安に進んだことがありました。
そして、日本がイラクに自衛隊を派遣した後は、次は日本でテロが起きるかもしれないとの思惑から、円安に進むこともあったのです。
このように、FXでは、ポジションを持っている通貨以外の国の情勢が、為替相場に影響することもありますから、お互いに影響を与える国の情勢についてもチェックするようにしておきましょう。 |