金地金の「ロンドン渡し取引」とは?
金投資を運用重視で選択する場合には、金地金の「ロンドン渡し取引」という方法もあります。
これは、金(ゴールド)の現物をロンドンに保管することによって輸送量や保険料を節約し、投資家にとって有利な価格とスプレッドを実現するというものです。
ただし、これを国内に持ち込む場合には、輸送量や輸入消費税などがかかることから、現物が手元になくても構わないという投資家に向いているといえそうです。
コイン(金貨)投資とは?
金投資を少額から始めたいという投資家には、コイン(金貨)もあり、次のようなコインが有名です。
■メイプルリーフ金貨(カナダ政府発行)
■ウィーン金貨(オーストリア政府発行)
■カンガルー金貨(オーストラリア金貨発行)...など
なお、純度はいずれも99.99%で、10分の1オンス、4分の1オンス、2分の1オンス、1オンスの4種類があります。
コイン(金貨)はどこで買えるの?
コイン(金貨)は、金地金に比べると購入場所は制限されますが、貴金属店や宝石店、鉱山会社の直営ショップなどで購入することができます。
また、金地金のようなバーチャージはありませんが、スプレッドはあり、さらに、加工賃がプラスされますので、金地金よりも割高になります。
よって、純粋に投資・資産運用を考えるのであれば、同じ現物で比較しますと、金地金のほうが有利であるといえます。
コイン(金貨)投資で注意する点は?
コイン(金貨)の場合、キズなどがつかないように保管に気を配る必要があります。
これは、キズがあるとコインとしての値打ちがなくなり、売却の際に、通常の金(ゴールド)と同様の価値になってしまうからです。 |