金(ゴールド)は投資・資産運用の対象になるの?
金(ゴールド)を投資・資産運用の対象にすることのメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
■絶対に無価値になることがないこと
■希少価値があること
■流動性が高い(現金に換えやすい)こと
金(ゴールド)は絶対に無価値にならないの?
株式や債券、保険、預貯金などの「金融資産」の場合には、企業であったり、運用会社であったり、政府であったり、といった「発行機関」が存在しますが、この発行機関には信用リスク、すなわち経営破綻がつきまとっています。
つまり、企業が倒産してしまったら、その企業が発行した株式や債券には何の価値もなくなってしまうということです。
また、たとえ発行機関が政府であっても、必ずしも安心できるものではありません。
というのは、過去には債務のデフォルト※を宣言し、国債が紙切れ同然になった国もあるからです。
これに対して、金(ゴールド)というのは「実物資産」ですから、絶対に無価値になることはありません。
金(ゴールド)には発行機関が存在しませんので、発行機関が破綻するリスクとは初めから無縁であり、極めて信頼性・安定性に優れているといえます。
なお、金(ゴールド)は、「有事の金」とも呼ばれ、戦争や紛争が勃発したり、石油・金融危機が起きたり、世界経済が大きなダメージを負ったときには、むしろ金価格は上昇する傾向にあります。
※債務不履行、つまり借金の返済をしないことです。 |