値動きのパターンが繰り返されるから
相場の世界というのは、過去の値動きと似たようなパターンが繰り返されていますが、だからこそ投資家は、過去の動きのパターンに照らし合わせて将来の動きを分析し、そこから利益をあげることができるのです。
つまり、相場では値動きのパターンが繰り返されるからこそ、テクニカル分析が有効になるのです。
なぜ相場の動きは繰り返すのですか?
相場の値動きが繰り返すのは、相場の背景に人間の心理があるからです。
つまり、相場の変動要因はその時々により変わりますが、人間の心理や行動というのは、そうそう変わるものではないからです。
人間は自分の経験に学び学習していきますが、あのときはどうだったという経験が、今後の行動を左右します。
すなわち、過去に学んだ人間というのは、それを踏まえて将来の行動をどうするか決めるようになるのです。
といっても、相場が常に過去のパターンに従うわけではありません。
過去のパターンに似た動きを見せることもあれば、過去のパターンとは異なる動きを始めることもあるからです。
なので、過去の動きを頭に入れておくことは大切なことですが、過去の経験則に従うだけでは利益を上げることはできません。
過去のパターンを参考にしながらも、いまこの瞬間に人間が売買をすることにより相場が成り立っているのだという事実を踏まえて相場を考えることが重要なのです。
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