テクニカル分析とは?
テクニカル分析とういのは、過去の価格データを使って、市場の動きそのものを分析することをいい、その目的は、相場の方向性を確認することにあります。
為替相場を動かす要因には、各国の政情、経済、金融政策、企業業績など様々なものがありますが、テクニカル分析では、そのすべての事象は、為替レートそのものに含まれると考えます。
これは、相場を動かす原因がたとえ何であれ、またそれがいくつあったとしても、そこから導き出される結論は、投資家の行動たる売買を通じて価格に反映されるという立場に立っているからです。
つまり、その結論である価格そのものの動きを分析することが、将来を予測する際には、最も効率的・効果的であると考えるのです。
テクニカル分析はトレンドの存在が前提
もしも価格の動きがランダムであって、どちらへ動くのか全くわからないというのであれば、将来の予測はできなくなります。
しかしながら、株式相場であれ外国為替相場であれ、相場は決してランダムに動くものではなく、実際には一定期間、一定方向へ動く特徴を示すことが多いものです。
投資家側からすると、価格がある期間、一定方向に動く特性があるからこそ、その流れに乗ることで利益を得られるわけです。
換言すれば、相場が一定期間、一定方向へ動くというトレンドが存在することが、相場で利益を得るための前提条件となります。
よって、相場分析においては、相場のトレンドを分析することが主たるテーマになるのです。
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