資金のコントロールができなくなるとは?
分散投資によって資産の種類が増えると、お互いの相関関係がわからなくなってしまいます。
とくに通貨ともなるとなおさらです。
例えば、20種類の通貨に分散したとしても、お互いの通貨がどのような相関関係をもっているのか、あるいはもっていないのかがわからなければ、リスクコントロールなどはできないからです。
資金のコントロールができなくなるとは?
これは、あまりにも数多くの通貨に分散してしまうと、いくら勝ったら利食いをする、あるいはいくら損したら手仕舞うという判断がつきにくくなるということです。
何種類くらいの通貨に分散するのが適当か?
人間が注視することができるものには、おのずと限界があります。
もちろん、人によってその差はあるでしょうが、せいぜい3種類の通貨に分散するのが精一杯なのではないでしょうか。
むしろ、下手に分散する通貨の種類を増やすくらいなら、自分で熟知できる通貨を2つか3つもち、その範囲内で勝負をする、つまり、投資対象を分散させるのではなく、取引回数(金額)を分散させる方がよいといえます。
そのほうが、同じ分散投資であっても、リスクを軽減できますし、また効果的です。 |