外国為替はどこで取引されているのですか?
株式というのは、証券取引所で取引されていますが、それでは外国為替はどこで取引されているのでしょうか。
一般的には、建物としての外国為替取引所での取引というのは行われていません※。
よくテレビのニュースなどで、ディーラーが紙をやりとりしている光景が映し出されていますが、あれは、銀行のディーリングルームや外国為替仲介業者(為替ブローカー)の一室であって、取引所ではありません。
では、外国為替はどうやって取引されているのでしょうか。
実は、外国為替の場合は、相対取引(あいたいとりひき)で行われています。
※2005年7月からは、東京金融先物取引所で取引ができるようになっています。
相対取引とはどのような取引ですか?
相対取引というのは、わかりやすく言うと、通貨を売りたい人と買いたい人が直接やり取りを行う方法のことをいいます。
ちなみに、そのやり取りの際には、電話回線やコンピュータ回線が使用されます。
このため、FXは「テレフォン・マーケット」とか「スクリーン・マーケット」などと呼ばれています。
FXの場合、一箇所に注文が集まる場所というのはないのですが、実際には、これらの回線網が外国通貨に関する取引を行う市場ということになります。 |