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有事のドル買いは為替相場の格言

どういう意味ですか?

有事のドル買いというのは、何か不安材料があれば、まずはドルを買っておけという意味の為替相場の格言です。

米国は強い軍事力を備えていますので、かつて、国際紛争や戦争などの有事の際には、安心感を求めてドルが緊急避難的に買われる傾向にあったことに由来しています。

しかしながら、近年は、この格言が通用しないケースもみられることとなりました。

格言が通用しないケースとは?

特に、2001年に米国を襲った「9.11同時多発テロ」以降は、この格言が通用しにくくなり、国際紛争や政情不安が起きるたびに、米国に対する懸念が生じるようになっています。

さらに、2007年に米国発のサブプライム問題が世界の金融市場に信用不安をもたらした際には、米国株が急落し、それに連動してドルが大きく売られ、ますますドルの威信が失墜することとなりました。

こうした状況から、有事のドル買いという従来の格言はほとんど通用しなくなっているとみる向きが大勢になりつつあります。


ゼロ金利の金融政策
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有事のドル買いは為替相場の格言


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