金融ビッグバンとは?
金融ビッグバンというのは、1996年、当時の橋本内閣総理大臣の主導の下、金融業界の規制緩和の一環として行われた金融制度改革のことです。
この金融ビッグバンは、英国のビッグバンと区別する意味から「日本版ビッグバン」とも呼ばれています。
金融ビッグバンの結果どうなったのですか?
この金融制度改革が行われたことによって、金融市場の規制が緩和・撤廃され、金融市場が活性化されるとともに、証券業界の国際化が図られることとなりました。
外為法の改正とは?
外為法の改正は、金融ビッグバンの一環として行われたものです。
この外為法の改正によって、外国為替業務の自由化が図られ、それとともに銀行以外の一般企や個人でも、外貨に関する取引が自由にできるようになったのです。
そして、当時FXに関しては、急激に自由化が進んだこともあり、取り締まる法律もあいまいで、専門の監督省庁も決まっておらず、結果的に多くの悪徳業者があらわれるようになりました。
その後、政府はこれらの悪徳業者の撲滅のため、強い態度で法改正や取締りを強化しています。
その結果、自己資本規制比率を満たしていない多くの外為業者が排除されるなど、業界再編がかなり進みました。 |