ドル売りの口実とは?
ドル売りの口実というのは、ドルのロングポジションが積み上がったときなど、特にドルを売る材料がない時に登場する、ドル売りのきっかけのことをいいます。
ドル売りの口実としては、次のようなものが多いです。
■双子の赤字
■金利動向...など
米国の貿易赤字増加で市場が反応しない場合とは?
米国の貿易赤字が増加したとの報道にもかかわらず、市場の反応が鈍くなることがあるのは、米ドルが世界の基軸通貨(キーカレンシー)だからです。
つまり、たとえ貿易赤字が大きくなっても、国際取引においては、支払いにドルが使用されることが多いので、結局はドルが必要になると見られているのです。
また、輸入額が増えているということは、国内の需要が旺盛であるという見方もできるからです。
よって、「貿易赤字の増加が米景気への懸念」というようには一概にはいえないので、市場が反応しないことがあるのです。 |