外貨商品のコストを比較する
国内経済に不安を感じた場合、投資をはじめたばかりの人がまず考えるのは、一般的に広く知られている外貨預金や外貨建てMMFなどだと思います。
しかしながら、外貨預金や外貨建てMMFは、為替手数料の面からみますと、FXとは比べものにならないくらい高いのが現状です。
具体的には?
例えば、通常、銀行で米ドルの外貨預金をすると、1ドルにつきかかる為替手数料は片道で1円です。外貨建てMMFもその半分の1ドルあたり50銭というのが一般的です。
その点、FXでは、取引手数料が無料のFX会社がたくさんあります。FX会社の中では手数料が高い方とされている業者でも、1万通貨あたり500円以上のところはないと思われます。
たとえ、1万ドルで500円の手数料だとしても、1ドルに要する為替手数料として換算すると、片道は5銭ですから、外貨建てMMFの10分の1ということになります。
外貨預金と比べれば、20分の1という安さです。よって、手数料の面から考えれば、多数の外貨商品の中でもFXが最もトクであるのは明らかです。
ちなみに、FXでレバレッジをかけなければ、リスクは外貨預金と全く同じです。現在は、このように気づいた個人投資家たちが、FXになだれ込んでいるといった状況といえるかもしれません。
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