リーマンショック以降の為替相場の変化とは?
2008年秋のいわゆるリーマンショックに端を発した世界同時不況は、為替相場に大きなインパクトを与えました。
これにより、以前では考えられなかったような為替レートの激変が、ごく当たり前のこととして起こり得る時代に突入したといえます。
これはまた、FXトレードの考え方を新しくするとともに、FXで儲けるための方法論も変わったといえるのかもしれません。
具体的には?
具体的には、FXといえば、これまでは外貨を買うというものでしたが、そうした考え方を一変させています。
実際数年前から、多くの通貨に対して円安トレンドが続いていましたので、買う通貨さえ間違えなければ、外貨を買ってただ放っておくだけでも儲かる時代が続いていました。
一般投資家にとっては、これほど儲けやすい時代はなかったといっても過言ではありません。しかしながら、2007年の一時的な円高によって、長期的な円安トレンドに陰りが見え始めます。
もちろんこの時の相場変動によって多額の損失を被った投資家も多かったようですが、この時は為替レートは、やがて元の水準まで戻り、全体としては為替相場はこう着状態に入ったのです。
それが、2008年秋には、かつてないほどの円の全面高が起こり、為替相場全体に強烈なインパクトを与えることになりました。
もはや円安だけでは儲けることができない時代に突入したのです。 |